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VPNの選び方・比較– category –

VPNを選ぶときに見るべき5つのポイント

考える人
VPNって色々あるけど、どこに注目して選べば良いの?

答える人

VPNを選ぶ時に見るべきポイントは次の5つです。

  1. セキュリティ強度
  2. 速度・安定性
  3. 安全性・信頼性
  4. コスパ
  5. 使いやすさ

VPNを比較するために大前提知っておくと早いポイントを5つに絞って解説します。

目次

VPN選びのポイント①セキュリティ強度

要点を述べる人

通信方法によってセキュリティの強度が変わります。

より強固なセキュリティを求める場合は閉域網を使うVPNを選びましょう。

VPNには大きく分けて次の2種類があります。

  1. オープンな回線を使うインターネットVPN
  2. クローズドなネットワークを使うクローズドVPN

【VPNの種類】

インターネットVPN エントリーVPN IP-VPN 広域イーサネット
回線 インターネット 閉域網
通信速度 ベストエフォート型

 

(回線が混み合うと重くなる)

ギャランティ型

 

(最低限の速度を保証)

セキュリティ
コスト

詳細:VPNの種類

公共網は誰でも使えるので、インターネットVPNよりも、閉域網を使うクローズドVPNの方が安全性は高くなります。閉域網は大手通信会社が独自に構築した、外部から閉鎖されたネットワークです。機密性の高い情報を扱う方(法人)はコストと相談しつつ、クローズドVPNも検討してください。

VPN選びのポイント②速度・安定性

要点を述べる人
VPNを選ぶ際は、速度が早いものを選びたいところ。安全のためとはいえ、あまりに遅いと普段使いに向きません。

VPNは通信を暗号化するので、パケットが肥大化して速度が遅くなります。VPNの速度低下についてはいくつか理由がありますが、ここではVPNを速度で選ぶ際に見ておきたいポイントだけをご紹介します。

ベストエフォート型か、ギャランティ型か

回線が混み合うと速度が遅くなります。

VPNには次の2つの型があります。

  • ベストエフォート型:回線が混み合うと重くなる
  • ギャランティ型:最低限の速度が保証されている

インターネットVPNは月額が比較的安価ですが、ベストエフォート型なので使用する回線によって速度が左右されます。

通信が遅延して困る場合は、コストは高くなりますが、ギャランティ型のサービスを選ぶことになります。

サーバーまでの距離

サーバーまでの距離が遠いと速度が遅くなります。VPNを使う地域にサーバーがあるか確認しましょう。

サーバーの数

(他の条件が全て同じなら)サーバーの数が多いVPNの方が速度が早くなります。

1つのサーバーに利用者が集中すると重くなります。

仮に以下の条件のA社B社があったとしましょう。

  • A社:サーバー1個
  • B社:サーバー1000個
  • ユーザー:両者とも1000人

A社の場合は1つのサーバーを1000人でわけ合わなければいけませんが、B社の場合は1人1つずつサーバーを使えて混雑度合いがかなり違います。以上サーバーが多いほど良い理由でした。

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VPN選びのポイント③安全性・信頼性

運営元の信頼性も見ておきましょう。

ノーログポリシーの有無

VPNを使えば通信を盗まれにくくはなるものの、運営元に情報を悪用されることもありえます。そのため、小規模な運営元や無料VPNなどは無条件に信用しないのが無難。

運営元の信頼性を見るポイントの一つにノーログポリシーがあります。

ノーログポリシーとは、ログを残さない宣言のことです。

ノーログポリシーをうたっている運営元は、IPアドレスや接続履歴のような、ユーザーの個人情報を保存しません。「個人情報を悪用しませんよ」という宣言のような雰囲気です。

ただ、ノーログポリシーの内容は運営元によってことなるため、具体的に何を宣言しているのか見ておいた方が良いでしょう。

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サービス品質保証制度(SLA)の内容

通信速度以外にも品質保証をしている場合があるので、必要な方は見ておくと良いでしょう。

サービス品質保証制度(SLA)の内容は...

  • 遅延時間:パケット往復遅延時間が一定時間を超えないようにすること
  • 故障回復時間:故障から何分で回復するか
  • 故障通知時間:故障を検知してから何分で通知するか
  • パケット紛失率:パケット紛失率が一定水準を超えないようにすること

特に法人の方は、サポート体制についてはよく見ておきたいところです。一日通信が使えないとPCを使う人全員の仕事が止まるので社内がざわざわします。

要点を述べる人
筆者も会社員時代に通信トラブルを食らったことがありますが、本当にやることがなくなります。

日本語対応しているか

海外VPNを使う場合は日本語でサポートを受けられるか見ておきましょう。

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VPN選びのポイント④コスパ

費用

VPNの種類が変わると相場が変わるので、費用を比較する場合は種類ごとに比較しましょう。

インターネットVPNは比較的安価、クローズドVPNは高価です。

要点を述べる人

以下の手順で判断するといいかもしれません。

  1. VPNに求めるスペックを決める
  2. 候補のVPNをいくつかあげる
  3. 価格を比較する

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無料と有料はどちらがいい?

有料の方が安心です。

無料VPNであっても、運営元はマネタイズしなければいけません。マネタイズの方法は、広告を載せることだったり、利用者のログを売ることだったりします。当然通信速度や安定性は有料VPNに劣ります。そもそもVPNを使う目的は安全のためだと思うので、安全性に確信がない限りは無料VPNはやめておいた方が良いでしょう。

VPN選びのポイント⑤使いやすさ

同時接続できるデバイス数

同時に何台接続できるか見ておきましょう。複数台接続する予定がある場合は必見です。

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対応機器

対応機種が書いてあるので、普段使う機種が書いてあるか確認しましょう。特に法人の場合は機種が増えるので要注意です。

まとめ

VPNを選ぶ際に見ると良いポイントは以下の5つです。

  1. セキュリティ強度
  2. 速度・安定性
  3. 安全性・信頼性
  4. コスパ
  5. 使いやすさ

個人的に、上記の中では速度の重要性が高いと思っています。

例えば仕事で使う場合、通信が遅くて5秒ロスしたとします。これが複数繰り返されると時間が無駄ですし、作業していて小さなストレスも溜まります。普段から使うことを考えると速度と安全性の両立は捨てられないですね。